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木曽地域は御嶽山や木曽駒ケ岳などを中心とした豊かな自然資源や豊富な歴史的資源に恵まれ、自然や民俗の宝庫と言われています。今までに多くの方々が、木曽地域に係わる図書を数多く出版しています。ここでは木曽町を中心にこれらの図書を紹介します。 |
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「崖っぷちの木地屋」 著 者 松本 直子 発行所 未来社 発行年 2009年(平成21) 都会育ちの著者が上松の技術専門校で1年間木工を学んだ後、木曽漆器発祥の地・木曽町福島で92歳の現役木地屋・村地忠太郎さんの所へ弟子入り。村地さんは樹齢数百年の木曽ヒノキやサワラを割りへいだ「へぎ板」で曲げ物を作る。師の仕事ぶりを通して、木地づくりの真髄を語る。 |
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「すてきな田舎 元気なふる里」 著 者 田中 勝己 発行所 かもがわ出版 発行年 2008年(平成20) 著者は8期30年の議員活動などを経て、現在は木曽町長である。本書では、若い頃の青年団活動や議員・町長選挙、合併論議、木曽学研究所の設立、過疎地の新しい交通システム、全国にも例のない「町づくり条例」の制定など様々な先進事例や町づくりの取り組みなどを楽しく紹介している。 |
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「木曽の山々」 著 者 三浦 貞夫 発行所 中日新聞社 発行年 2007年(平成19) 三浦さんは平成4年、作業事故で体の自由を失った。それからリハビリとして水彩画を始め、主に自然の山野草やふるさとの山などを描き続けている。本書は雄大な木曽の山々をバックに、四季折々の美しい自然を描いている。 |
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「わすれられた戦争の時代」 著 者 田屋 茂実 発行所 ほおずき書籍 発行年 2007年(平成19) 著者は1924年生まれ。20歳で入隊し、中国派遣軍として山西省〜河北省へ渡る。45年に湖南省で終戦を迎え、中国軍の捕虜となり翌年帰国。そんな著者が「若い世代に戦争の恐ろしさ、平和の尊さを伝えたい」と記した力作。 |
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「日本で最も美しい村」 著 者 佐伯 剛正 発行所 岩波書店 発行年 2008年(平成20) 木曽町(開田高原)や南木曽町などが加盟している「日本で最も美しい村」。その小さくても輝く農山村の美しい自然や歴史的な建造物、芸能、文化そして人間と自然との関わりなど、日本で最も美しい村の魅力を紹介。(南木曽町は平成20年10月に加盟) |
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「木曽・御嶽」 編 者 田中 博 写 真 山本 卓蔵 発行所 風媒社 発行年 2008年(平成20) 「わすれじの道紀行」と副題がつく本書は、魅力あふれる木曽路の街道や御岳山、木曽駒などの美しい自然の風景を解説と豊富なカラー写真を用いて紹介。木曽町黒川郷も道祖神街道として紹介され、道祖神マップなどもついている。 |
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「開田高原の蝶」 著 者 蛭川 憲男 発行所 開田村教育委員会 発行年 1978年(昭和53) 昭和45年、開田中学に赴任された蛭川憲男先生が8年間の研究の成果をまとめたもの。豊富な写真に加え、蝶に関する地元の方言など興味ある内容になっています。 |
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「まぼろしの木曽っ子」 著 者 藤崎 康夫 発行所 くもん出版(公文教育研究センター出版部) 発行年 1984年(昭和59) 戦争は人間だけでなく、馬にも大きな被害を与えました。動物や自然を大切にする心が人間にとってどんなに大切なことか。小学中級以上向きに書かれています。 |
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「木曽の麻衣」 発行所 開田村教育委員会 発行年 1973年(昭和48) 昭和48年、本村渡合の畑中たみさんが麻織物の伝承者として県無形文化財に選択されたのをきっかけに、当時の開田東小学校教諭、澤頭修自先生らによってまとめられたもの。麻織物の歴史や工程、道具などが豊富な写真を用いてまとめられています。 |
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「御嶽のふもとで」 著 者 澤頭 修自 発行所 信濃教育会出版部 発行年 1985年(昭和60) 澤頭先生が開田東小学校(現開田小学校)で教鞭をとられていたころの貴重な体験や村の人々の暮らし、伝統行事などを写真と文章で綴ったもの。本当に貴重な写真がたくさん収録されています。 |
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「やさしい木曽馬」 著 者 庄野 英二 絵 斎藤 博之 発行所 偕成社 発行年 1983年(昭和58) 声高に戦争反対を叫ぶのではなく、静かに子どもたちに平和の重さ、命の尊さを語り継ぐ絵本です。開田村にゆかりの深かった庄野先生が戦場へ赴いた兵士と木曽馬のふれあいを通して、戦争の悲惨さを訴えています。 |
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「夢の設計図」 著 者 牛丸 仁 絵 亀子 誠 発行所 信濃教育会出版部 発行年 1994年(平成6) 平成4年から2年間開田小学校長としてお勤めいただいた児童文学者の牛丸先生の作品。舞台は標高千メートルを超える高野村立高野小学校。赴任して来た赤井先生が、豊かな自然の中で子どもたちといろいろな出会いや体験を繰り広げます。 |
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「信州馬の歴史」 編 者 信州馬事研究会 発行所 信濃毎日新聞社 発行年 1988年(昭和63) 馬の考古学、古代の御牧、駅馬と伝馬、戦争と軍馬、民俗に見る馬などについて書かれているほか、木曽馬についても詳しく紹介されています。 昭和50年に剥製になった純血木曽馬の第三春山号にも触れています。 |
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「木曽開田高原」 著 者 沢頭 修自 発行所 信濃路 発行年 1975年(昭和50) 信濃路ガイドシリーズの一つとして出版されたもの。木曽のシンボル、御岳の麓に広がる開田高原の魅力を満載。 観光ガイドにとどまらず木曽馬やそば、麻衣、民家、伝統行事など開田の民俗についても貴重な写真を用いて紹介しています。 |
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「木曽馬ものがたり」 著 者 黒田 三郎 発行所 信濃路 発行年 1977年(昭和52) 昭和23年から28年間にわたり木曽家畜市場の高座(せり人)を務めた黒田さんの著書。木曽馬の沿革や馬市の起源と変遷、せり市の発足から隆盛期など自身の長い経験を生かして詳細に記述されています。 |
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「木曽国有林物語」 著 者 山下 千一 発行所 下島書店 発行年 1973年(昭和48) 「木曽を語ることは山林について語ること。木曽の歴史、経済、文化など全てが山林に結びついている」国有林が木曽の住民に幸せな生活と地域の繁栄を約束してくれるのだろうか、と疑問を投げかけています。著者は開田村の出身です。 |
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「木曽馬とともに」 著 者 伊藤 正起 発 行 開田村・木曽馬保存会 発行年 1996年(平成8) 「人間の勝手な意志で木曽馬を絶滅させてはならない」。元開田村長、元日本馬事協会理事の伊藤さんの著書。かつて獣医であった伊藤さんは当時木曽馬保存会長の要職にあり、木曽馬とともに歩んできた自身の経験を踏まえて書かれてあります。 |
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「御嶽の見える村」 著 者 澤頭 修自 発行所 実業之日本社 発行年 1985年(昭和60) 昭和44年から5年間にわたり東小学校(現開田小学校)に勤務された木祖村出身の澤頭さんの著書。朴葉巻きと朴葉飯、カジカの卵、厄落とし、嫁取り唄など四季折々の行事や出来事などが楽しく描かれており、村の歴史を知る面からも貴重な一冊です。 |
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「木曽山林物語」 著 者 山下 千一 発行所 章文館 発行年 1991年(平成3) 「国有林が真に国民の山として、また山村地域住民の暮らしと営みを豊かにする恵みの山として再生されることを願っています」. 村出身の山下さんは国有林問題について常に深い関心を寄せていました。 |
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「信州ざっくばらん」 著 者 北村 哲男 発行所 東京新聞出版局 発行年 1997年(平成9) 県内各地で活躍する人々を教育、芸術、地域振興など7つの分野ごとにまとめたもの。本村では芸術部門で写真作家の田中廣先生が「自分を磨き感性育てよ」の見出しで紹介されています。また、私も地域振興分野で「なによりチャレンジ」と題し、村おこしの取り組みとともに紹介されています。 |
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「信州とびっきりの景観120」 編集者 長野県市長会・町村会 発行所 信濃毎日新聞社 発行年 1985年(昭和60) 信州には120市町村があり、美しく豊かな自然と貴重な文化があります。また、それらを守り育てている人々の暮らしがあります。「自分たちの地域を見直す契機となれば」と、県市長会・町村会が呼びかけて出来上がったものです。 |
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「山村の再生と発展」 述 者 楯 英雄 発行所 開田村公民館末川分館 発行年 1983年(昭和58) 木曽西高(木曽高)元教諭、楯英雄先生が末川分館の主催した講演会で話されたことをまとめたもの。開田村の稲作の先覚者の話や麻織物、末川かぶのことなど興味深い内容が盛りだくさん。過疎問題を考える上で貴重な一冊です。ちなみにこのとき私は教養部長をやっていて担当しました。 |
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「へき地医療とともに」 著 者 下島 亮二 発行者 つる舎 発行年 1989年(平成元) かつて信州のチベットといわれた開田村で、医師として村民の医療をあずかり健康を守ってきた下島先生の80有余年にわたる記録。個人の記録にとどまらず明治、大正、昭和の村の歴史を考察する上でとても貴重なものです。 |
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「ぐるり御岳とっておきの自然」 文と写真 近藤 紀巳 発行所 中日新聞社 発行年 2002年(平成14) 長野、岐阜両県の御岳を取り囲んでいる11町村(御岳11会議)が 御岳山や周辺地域の自然や観光資源を見直し、その魅力を全国に向けて発信しようと発行したもの。通常のガイドブックでは見られない御岳の 魅力が満載されています。 |
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「開田春秋」 著 者 田中 廣 発行所 菱電印刷梶@ (2001年4月、且O菱電機ドキュメンテクスと社名変更) 発行年 2000年(平成12) 開田村に在住していたの写真作家、田中廣先生の写真集。名前の通り開田の四季がこの1冊に収められている。先生が10年余りにわたり撮られた膨大な写真の中から50点を厳選。写真集にとどまらない開田の歴史を垣間見ることが出来る。 ちなみに私が本書の発刊実行委員長を務めさせていただいた。 |
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「御岳山噴火」 著 者 藤崎 康夫 発行所 葛ヒ原書店 発行年 1981年(昭和56) 全国的に有名な民謡木曽節で親しまれ、富士山と双璧をなす信仰の山、御岳山は1979年10月28日、突如沈黙を破り噴火した。 未知の山にいどむ科学のたたかいと目撃者や山麓の人々の声、現代に生きる御岳信仰と木曽谷に暮らす人々の姿を記録。 |
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「開田村花譜」 著 者 庄野 英二 発行所 兜メ集工房ノア 発行年 1987年(昭和62) 庄野先生は本村の末川に小さな山荘を持っており、夏はここで一人暮らしをした。毎日末川沿いの道を散歩しながら、道端に咲いている花をスケッチ。本書では村での出来事が短詩と小文にまとめられ、花のスケッチが添えられています。 ちなみに私たちが青年会で取り組んだリレーマラソンについても「世界記録」のタイトルで紹介されています。 |
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「キーパースン100」 編 集 (財)日本青年館事業部出版課 発 行 (財)日本青年館 発行年 1989年(昭和64) 全国の町や村でユニークでエネルギッシュな生き方をする人が増えている。地域づくりには情熱と知恵、勇気、パワーが必要。これからの時代や文化を創ろうとしているキーパースン100人が紹介されている。ちなみに私も「信州そばの復権めざす」として、青年会で取り組んだふるさと小包のことが紹介されています。 |
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